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北朝鮮の核実験は本当に水爆実験?
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    JUGEMテーマ:ニュース

     一昨日はちょっと家で飲みすぎ。正月以来の飲みすぎであきらかに肝臓が変になっています。肝臓は沈黙の臓器といわれて異常の自覚症状はないと言われるのですが、経験からあーこれは肝臓の不調だな、と分かるようになりました。

     で、年明けから頭の中で構築された展開構造あたけぼねχの図面化のあといよいよ実物をテスト制作してみましたが、ちょっと手作りの精度を超えている。問題点もいろいろ見つかりました。3DCGでもう少し干渉チェックとかしたほうが良さそうです。ここのところベッドの中で考えたことをCAD化して問題点が見つかり、その解決策をまたベッドの中で思いつくという繰り返しです。

     というようなことをやっているときに、北朝鮮核実験のニュース。

     最初人工のものと思われる北朝鮮発震源の深さ0の地震が観測されたというニュースから始まり、お昼ころに水爆の実験に完全に成功したという北朝鮮の発表がありました。

     例の一時健康不安説のあったおばさんアナウンサーですが、かなり老けた印象。金総書記が実験命令書にサインする映像などが流されました。

     各国はあいついで非難声明をだしているわけですが、これで拉致被害者調査どころではなくなってしまいました。一時的にでも進展を期待した日本がバカだった。

     でも夜から、本当に水爆だったの?という懐疑説が有力になってきています。地震から推定される威力としてはこれまでと変わらず、ヒロシマ型の半分程度と言われています。本格水爆なら二桁は違うはずということです。とすると本来ならマグニチュード6.5くらいになるのでしょうか。

     水爆の反応である核融合は、ニュークリア・フュージョンというわけですが、一世を風靡したフュージョン・ミュージックというのは水爆音楽ということだったのかな、とふと思いました。もちろんジャズとロックの融合とは言っていましたが。

     今日になって、放射能の影響は今のところ観測されていないという報道がありますが、放出されていれば今日中にも日本に届くはずとも言われています。届いたとしても微量で、こういう報道はあくまでバックグラウンドの放射線量との比較で行ってほしいと思います。ますます訳が分からなくかもしれませんが。

     ともあれ、年明け早々中東ではサウジとイランの国交断絶さわぎ、上海では株価が不穏な状態。波乱の年明けとなりました。
     
    | 世界平和 | 07:03 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
    フランスで同時テロ、自爆テロリストこそ最大の犠牲者。
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      JUGEMテーマ:ニュース


       さて昨日13日の金曜日でもわりといい日と書いたのですが、世界ではまだ13日の金曜日は終わっていなかった。日本ではもう土曜の午前中にパリで同時テロ。サッカースタジアムとコンサートホールと市内の酒場でテロリストによる銃の乱射と自爆テロで130人近い方がなくなったということで、負傷者も多数という事件が起きました。

       ISによるテロリストグループによる犯行ということで、先日もロシアの旅客機のエジプトでの墜落はISによるテロと判明したばかりです。

       来年伊勢志摩サミットを控えるこの地方も他人ごとではないということで緊張感が高まっています。

       このテロというのは今や一つの世界の病理ではないですかね。

       目的のために自分の命を差し出す、というのは日本のカミカゼが始めたことというと、特攻は戦争行為で自爆テロと一緒にするなと怒られそうですが、オランド大統領はブッシュの真似をして早速これは戦争だと叫んでいます。

       先日来宇宙船地球号操縦マニュアルを読んでいて、フラーが口を酸っぱくして言っているのは、世界の富は満ち足りている。ということです。真の富とはノウハウの蓄積で減ることがない。

       過去の世界では確かに富は足りずに、生きるための奪い合いが不可欠だったが、誤ったマルサス人口論、人口は等比級数的に増加するのに、食料は等差級数的にしか増えない。というのを信じ込んで、いまだに欠乏感をあおって奪い合いをしている。

       まず世界は満ち足りていることを認めることから始めよう。その上でいかに富を配分したらいいのか科学的にデザインしよう。というのがフラーのデザインサイエンス革命だったとおもうのですが。

       テロや戦争がないと困る人たちが、宗教を道具に使って扇動しているとすれば、自爆テロリストこそ最大の犠牲者かもしれません。

       
      | 世界平和 | 23:51 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
      わが友マキアヴェッリ1,2巻読了
      0
        評価:
        塩野 七生
        新潮社
        ¥ 464
        (2010-04-24)
        コメント:マキアヴェッリは何を見たかということで、15世紀のメディチ家三代とフィレンツェに起こったことのサマリー。

        評価:
        塩野 七生
        新潮社
        ¥ 529
        (2010-04-24)
        コメント:マキアヴェッリは何をしたか、高級官僚といっても薄給の身だったらしいが、あくまでも黒子という立場で実質的にフィレンツェを動かした。その結果が国民軍の創設とそれによるピサ奪還。という輝かしい実績が逆にクーデターによるメディチ家の復権で失職する羽目に・・・。

        JUGEMテーマ:読書

         昨日は朝久しぶりに早起きしてお伊勢さんの森を見ました。久しぶりの雨でこの秋一番の寒い日でしたがほぼ一日お仕事。刻下の急務でないと、目の不調などを理由に昼寝したり効率は落ちがちです。

         さて伊勢に行った帰りに「わが友マキアヴェッリ2」読了。実は一巻も多分その前の東京行きあたりで読了してました。スマホにしてから当初電車内での読書量が減っていましたが、また元に戻りつつあります。

         マキアヴェッリは塩野七生さんはこだわってマキアヴェッリと書いていますが、ふつうカナ表記はマキャベリですよね。このごろはVはヴ、Bはブと表記仕分けるということが暗黙の了解になっているということで、ベートーヴェンが普通になってきましたが、かつてはベートーベンでした。ウの濁音などというのはカナ表記として邪道だと言われたものです。今でも音楽の教科書はベートーベンだそうですが。

         さてマキャベリズムというと陰謀を肯定し、目的のためには手段を選ばず、というのが後世の意味になっていますが、ほんとはそんなことは言ってない。あくまでも国家として安定して存立するためには君主は手段を選ばず、「時に国民をだますことも必要。それが結局国民のためであるならば。」くらいのことではないかと思います。まだ三巻を読んでいないのですが、これまでの塩野さんの書かれたものを読むとですが。

         一巻ではマキャベリがフィレンツェ共和国の書記官としてスタートする直前までのフィレンツェとイタリアの政治情勢がおもしろくまとめられています。主としてメディチ家の存亡なんですが、大銀行として当時のヨーロッパの金融を支配していたメディチ家の財力があのフィレンツェの輝かしい天才たち、レオナルドダビンチやミケランジェロ、ボッティチェリなどなどを生んだというのはよく知られていることでもあります。金でヨーロッパを支配していたのがメディチ家と花の都フィレンツェだったわけです。

         第一巻で印象的なのは芸術家と金の話。彫刻家ドナテッロはジェノヴァの商人に彫像の依頼を受け、引き渡しで半値に値切られた時、お前にはこれを買う資格がないといって目の前で壊したとか。倍の値段を出すからもう一度作ってくれと言われても二度と作らなかったということで、お金の問題だけではなかった気もしますが。

         さてメディチ家をイタリア1の大銀行に押し上げたのはジョヴァンニの代ですがそのあとコシモ、ピエロ、ロレンツォと実質的にフィレンツェの僭主となります。建前上は共和制なんですが、実質的には君主のようにふるまったわけです。でもフィレンツェは伝統的に政争がたえず、追放されたり戻ったりということを繰り返しています。ロレンツォ芸術家のパトロンや君主としては大いに名声を上げるわけですが、銀行家としては人任せでついにメディチ家は破たん、息子ピエロが追放され、そのあと怪僧サヴォナローラがフィレンツェを支配。ところが火渡りの霊力対決でぼろを出してあっという間に民衆の支持を失って処刑され、ようやく真の共和制が訪れたかというあたりで、一巻は終わり。二巻でいよいよマキャベリが官僚としてスタートを切るわけです。

         この第二書記局長といういろいろと都合よく使われる立場に乗っかって、いろいろと権限を拡大して自分の主張をアピール。国民軍と武力によってピサを奪還したあたりがピークなんですが、そのあとメディチ家が復活して四十代半ばで失脚。失意の中で書いたのが「君主論」などの政治哲学の名著になるわけです。

         マキャベリがこれらの著作で有名になったおかげで、今日当時の官僚の役割が浮き彫りになるわけですが、多分いろいろ陰で政治を動かした無名の官僚も多かったのではないかと思われます。カエサルとかアウグストゥスとかローマの政治の大改革をやって帝政やら今日の内閣制を生み出すのですが、これら今日一人の業績になっているものも多くは無名の有能な官僚の提言や発案もあったのではないかと思いました。

         でこのあとがきを日本の元怪物官僚の佐藤優という作家が書いています。全く知らなかったのですが、調べてみて、ああそういえば鈴木宗男がらみで投獄された官僚がいたなと思い当たりました。いろいろと著作も多いようで、また読んでみたいと思いました。ということでこれは相当な後日更新です。

         
        | 世界平和 | 23:15 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
        滋賀に行きました。世界はCIAが動かしている。
        0
          JUGEMテーマ:ニュース

           さてこの日付で昨日日曜はアーチビルディングの近藤さんと待ち合わせて滋賀に行きました。自慢の現場用中型車が不調ということで、急遽レンタカーに乗り換え、シルバーウィークということで高速大渋滞が伝えられる中、東名阪名古屋都市高速名神高速を乗り継いで奇跡的に時間通りに滋賀のクライアントのところに着けました。

           近藤さんは知り合い唯一のGIDの方ですが、車の中でいろいろお話をしました。安保に関してなかなか過激な書き込みをFBに書かれている方で、とにかく反米だということです。

           いわくCIAが世界を牛耳っている。安倍さんも経済団体も国民世論よりCIAのほうがよっぽど怖いので、その方針に沿った行動をとらざるを得ないとのこと。

           アメリカの方針に反して、中国と国交を独自に開いた田中角栄はCIAににらまれてロッキード事件で嵌められ、あっという間に権力の座から追われた。それはその通りだと思います。

           ベトナム戦争を早期に終結させようとしたJ.F.ケネディは、軍産共同体の利益に反するとしてCIAに睨まれ、ダラスで暗殺された。これもその通り。今でもオズワルドの単独犯だったと信じている人はよほどのお人よし。ジョンソン副大統領からウォーレン委員会まで巻き込んだクーデターだったことはほぼ間違いないでしょう。

           9.11同時多発テロ事件も、アフガニスタン侵攻を目論んだ軍産共同体とCIAと、貿易センタービルのオーナーシルバースタインが仕組んだやらせだった。これはあまり公式の世論では認められていないですが、貿易センタービルが飛行機の衝突による火災だけであんな風に倒壊したと思っている人は、建築構造をよく理解していない人です。おまけに飛行機が突っ込まなかったビルまで倒壊している。鉄骨は高温で強度を失うとは言ってもそれまで火災で倒壊した超高層は皆無です。みんな構造系の学者はおかしいと思っても公式には口をつぐんでいますが。

           ウサマビンラディンはうまくCIAに利用され始末されただけの犠牲者。事前の株価操作だとか、ビルに多額の保険を掛けるとか、ここまであからさまにやってもバレないというのは、まさしくヒットラーの言った嘘は大きければ大きいだけみんなを騙せるというのを実地に証明した行動。

           日本の民主党政権を快く思わなかったCIAが東北大震災と福島原発事故を起こして政権の座から降ろした、となるとこれはちょっとありえないと思いますが。

           そこまでCIAが牛耳れるならオバマさんの二期目はなかった気がしますが、彼もCIAの力に気がついて取引の末、反核平和路線とかトーンダウンしたのかもしれません。

           バックミンスター・フラーがCIAに睨まれていたのは公式の記録として残っていて、ベトナム戦争当時ウッドストックなど反戦平和のヒッピームーブメントを陰で扇動した疑いで家宅捜査までされています。

           環境問題の本と思われがちな宇宙船地球号操縦マニュアルでは世界は蔭で大海賊たちが支配してきた、という謎のお話が延々と続きます。フラーハウス社が一棟も販売せずに謎の倒産に追い込まれたのもCIAの陰謀か?

           あたけがいつまでもブレークできないのも、こんなこと書いて睨まれているせい????
           
          | 世界平和 | 23:10 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
          安保法案強行採決可決。
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            JUGEMテーマ:ニュース
            JUGEMテーマ:気になったニュース 

             土曜19日ですが、ようやくネット国勢調査をやりました。少し前に直接手渡しでIDとパスワードをもらっていたわけですが、サイトのURL入力しなくても検索でたどり着けるだろうと思ったら大間違い。国勢調査の手引き的なサイトには行けるのですが、そこから肝心の調査サイトにはわざとかなにか、リンクボタンもありません。あくまでも配布されたURLを手で入れろ、ということなのかなと思いましたが、しつこく検索したら出てきました。そんなもんセキュリティーでも何でもないので、あっさりリンクボタンを貼った方がよほど親切。マイナンバー制度導入直前の国勢調査ということですが、これからいろいろとマイナンバーとパスワードを入れるようになるのでしょうか。常時マイナンバーで管理されると、国勢調査そのものが要らなくなるかもしれません。

             でここのところの最大の話題は安保法案強行採決で可決成立。土曜の未明です。国会では連日徹夜の攻防とかで、ご高齢の先生方どちらの陣営もご苦労様。何が仕事かよくわからない国会議員も多いのですが、たまには仕事をしないと、という気もします。なんか別に議論が深まるわけでなく、戦術のぶつかり合いみたいなのなんとかならないもんかと思ってしまいます。

             国会前では連日空前の規模の反対デモが繰り広げられて、いくつかの大新聞を見ても民意を無視、とか民主主義の破壊とか、書かれています。わたくしのお友達もたくさんの方がブログやらフェースブックでお考えを表明しています。あからさまに書かなくてもああこの方はこっちよりの方なんだな、というのがわかる場合もあります。

             総じて経済団体よりの経営者やお金持ちは賛成、貧乏人といっては何ですが、学者知識人系は反対といった感じです。安倍内閣の支持率が急落しているのはまあ当然でしょう。

             あたけの立場は何度もこのブログで書いているのですが、まあ中道左派ではないでしょうか。共産党などの言うようにすぐに戦争に結びつく法案だとは思わないけれど、別に安倍さんの言うように国際情勢の変化で今まさに必要な法案とも思いません。せっかくの憲法9条を外交上の不戦の盾にしていれば良いものを、わざわざ違憲と言われてまでアメリカに義理立てするのはバカじゃないの。と思ってしまいます。

             安保ただ乗りではありません。ちゃんとアメリカに思いやり予算というわけのわからないみかじめ料を払っている。それどころか有事にはうやむやのうちに日本製アメリカ軍に変貌する自衛隊という名の軍隊まで養っている。これを表向き公式に日本製アメリカ軍だと宣言したいのが今回の安保法案。そこまでアメリカにすり寄らないといけないのは独立国として情けない。

             世界がこの法案可決には重大な関心を示していて、アメリカはもちろん歓迎。中国は反発。フィリピンなど中国拡大路線に神経をとがらせている国は、日本が中国に対抗してくれるなら大歓迎。といった感じです。

             もはや世界は通商で密接に結びついていて、ボクシングで言えばクリンチ状態。東西陣営に分かれて全面戦争なんて、やりたくてもできない状況だというのは世界の軍事関係者の共通認識。それなのに何かといろいろ緊張感をあおって、軍備にお金をかけようとするのは、まあプラモデル好きの少年がなにかと理由を探してかっこいい模型を作りたがるのに似ている。今回もこれでまたかっこいい模型が作れるし、ブーンとかいって遊べる。という感覚に近いと思っています。戦争法案ではなく戦争ごっこ法案です。

             これからオフシーズンで戦力外通告、という言葉をよく耳にしますが、自衛隊はもともと憲法で戦力外通告されているので、最近進水したどう見ても大型空母の「かが」にしても、しょせん大型プラモデルのはずなんですけどね。
             
            | 世界平和 | 23:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
            岐阜に行きました。「出発は遂に訪れず」
            0
              評価:
              島尾 敏雄
              新潮社
              ---
              (2007-07)
              コメント:淡々と事実を書いていた魚雷艇学生のタイミングとしては続編なんですが、短編集とは知らなかった。時期的にも戦後すぐの文壇デビュー作から昭和37年くらいまでなので、当時の文学的背景の変遷が垣間見えて興味深いのですが、お話としてはちょっと分かりにくい。

              JUGEMテーマ:読書


               火曜日は朝からたまっていた待ったなしのお仕事をバタバタと片付けて、午後から岐阜。新しい案件の敷地調査です。関東東北の豪雨水害は一時行方不明25名と言われて、安否が気付かわれていたのですが、それがいつのまにか15名になり、その15名も結構早めに無事が確認されていたり、もともと存在しない人物だったりと安堵の反面、それ以外で死亡が確認されたりで7名の犠牲者という結果になりました。それ以来晴れが続いたのですが、明日からまた雨ということで、今日しかない。

               岐阜の郊外の関市に近いところで、車でしか行けないと思っていたのですが、調べると近くに岐阜バスの停留所がありしかも20分に一本くらいと結構便利がいいので、公共交通で行くことに。公共交通の良いところは読書ができるところで、先日の伊勢行きの続きで、また塩野七生さんの「わが友マキャベリ」の続きを読もうと思ったのですが、なんたること。持ってくるのを忘れて、というか一度バッグから出して戻してませんでした。

               で丁度いいということでまたスマホいじり。まだよくわからないことがたくさんあります。今や電車の車内でスマホいじりの人のほうが読書派より圧倒的に多くなった気がします。電子ブックになっているのかもしれませんが。

               わが友マキャベリの前で、スマホにする前ですが、島尾敏夫の「出発はついに訪れず」を読みました。読了と言いたいところですが、短編集になっていて、読んだのは戦争がらみの二編を含めた四編ほど。図書館の返却日が来てしまい慌てて面白そうな短編を二つ読んで返したわけですが、あれは木曜?

               本来終戦記念日に読みたかった本なんですが、予約待ちが長く続き九月になってしまいました。でその「出発は遂に訪れず」ですが、震洋特攻艇隊長として出撃命令が下ってから、花と散るはずが終戦に至るまでの三日間のことが戦後16年ほどたってから書かれている自伝的小説なんですが。自伝と言ってもとにかくめったにない特殊な体験なので、いろいろと極限状況の心境が垣間見え、それが終戦の詔勅で生きる希望が出てきてからのまた複雑な心境が書かれています。

               これを読んでわかるのは、終戦の詔勅は15日正午にラジオ放送されるわけですが、それ以前に米軍も日本軍も上層部はすでにみんな知らされていた。という事実です。中尉である隊長は15日に司令部に行くわけですが、その時に真昼間に内火艇を回す。と言われて、変だと思うわけです。米軍の攻撃を警戒していたらそんなことができるわけがない。

               内火艇を断って山道を歩いて行ってみると、天皇陛下より先に上級士官から無条件降伏を知らされるわけです。

               その前の巻頭デビュー作「島の影」では、のちに島尾夫人となる島の娘とこの隊長(作者)がねんごろになり、部隊の合間に逢引きをする様子が描かれているわけですが、文学的に凝った表現になっていて、ストーリーとして大変わかりにくい。こういうのが当時の流行りのスタイルだったのだなと、思った次第です。まあ自分たち夫婦のことなのであまりストレートに表現するのは憚れたのかもしれませんが。ただ潮の満ち干をついて明日出撃していくかもしれない恋人に、最後は自分も自害するつもりで逢いに行くシーンは胸に迫るものがありました。

               さて、岐阜は早とちりでバス停を間違えて降りてしまい、二キロほど歩く羽目になりました。このときスマホのナビに大変救われました。でも時間の読みを間違えていたことまあって、市役所関係の調査はまた出直しとなりました。



               これは帰りのJR岐阜駅前の黄金の信長像。なんか昔読んだ、つばめを使って貧しい人に自分の金箔を上げる王子の像の話をふと思い出しました。信長はそんなこと決してしなさそうです。


               
              | 世界平和 | 23:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
              大丈夫か東京五輪。半世紀で日本は劣化?
              0
                JUGEMテーマ:ニュース

                 昨日はまた朝と夜雨。昼間は曇り。ここのところこういう日が多い気がしますが、千葉では竜巻とみられる突風で大きな被害が出ています。おとといの夜だったようで、たくさんの家が壊れましたが、幸い人的には軽傷二人で済んだようです。今日本の南ではまた二つの台風が日本を目指していて、竜巻はその影響とのことですが、大きくいえば温暖化による気候変動の表れと言えそうです。

                 ヨーロッパではたくさんのシリア難民がトルコ経由でドイツを目指しているということで、各国は人道的配慮から苦肉の対応を迫られています。国境を一時的に開放するとか、なんか民族大移動。たしか江戸時代の天明の大飢饉で津軽藩からの飢餓難民がちゃんと経済対策を行っていた上杉鷹山の米沢藩に殺到したという話を思い出しました。あるじのいるくにに行きたや、と言って。

                 難民支援を積極的に行うことこそが積極的平和主義なんではないですかね、と古館一郎が言ってましたが、たまにはいいこと言う。

                 で気になったニュースは、東京オリンピックでおかしくなっているのはなにも新国立競技場とエンブレムだけではないという日経の記事。

                 オリンピックを誘致した時から建設物価がずいぶん上がってしまったり、もともとの計画が杜撰だっりして、規模縮小したり、取りやめになった施設がたくさんあるということです。それでもかなりの予算オーバー。かわりに遠くの競技場を使ったりするので、このままでは世界に公約したコンパクト五輪がすっかり有名無実ではないかといいます。

                 これまで各国のオリンピックの施設が間に合わないとかいうニュースが流れるたびに、日本だったら決してこんなことは起こらない。前回の見事な東京オリンピックを見てみろ。と胸を張ってきたわけですが、この半世紀に間にすっかり世の中変わってしまって日本はかつての日本ではなくなってしまったことを図らずも世界にアピールする機会になっています。

                 思えば前回の東京五輪のころ、日本はまさに高度成長。飛ぶ鳥を落とす勢いで、どんどん世の中全体が発展していました。きっと予算オーバーだった建物も多かったはずですが、コンピューター付きブルドーザー田中角栄大蔵大臣がよっしゃ。といえば済んでしまうくらい、税収もなにもかもが右肩上がりだったはずです。

                 あの代々木体育館をたった一年半の工期で作ってしまうとか、無理難題もやすやすとこなしてしまうパワーが日本全体にみなぎっていた気がします。東海道新幹線は突貫工事で全線開通したのに、リニアは部分開業すらできない。

                 まあモーレツ社員と無責任男の時代。今残業時間100時間とかいうと確実にブラック企業と言われてしまうので、ちゃんとした会社はそんなこと決してできません。今でも設計事務所は週のうち何日も徹夜とかやっているのでしょうか。

                 さて、新国立競技場も、エンブレムもあたらしく公募ということで、ほぼ固まってきたようです。新国立はデザインより経済性と実用性とか言っているようですが、早かろう、安かろう、まずかろう。になってしまってはあのままやればよかったじゃんと言われかねません。工期短縮のために施工と組んだ性能発注のようなことをやるらしいですが、家協会や槇さんはなにも言わないのでしょうか。

                 ザッハは日建と組んで再チャレンジするようですが、見上げたもんです。だれかあたけと組みたいというところないですかね。
                 
                | 世界平和 | 09:31 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
                パクス・ロマーナ読了
                0
                  評価:
                  塩野 七生
                  新潮社
                  ¥ 432
                  (2004-10-28)
                  コメント: 初代皇帝としてどこで戴冠式をやるのかとずっと読んできた訳ですが、なし崩し的に元老院をだまして実質的に帝政を敷いたというのが正しいようです。その権力者も娘と孫娘や孫の醜聞に悩まされ、みんな無島流しにしてしまう。現ドイツを帝政に組み込もうとして失敗する話など盛りだくさん。

                  JUGEMテーマ:読書


                   昨日は久しぶりに全国的に大雨で猛暑も一段落。お盆休みにやら無いといけない仕事もあったのですが、休み明けは膨大なメール処理に時間をつぶされてしまいます。お得情報でもどんどんジャンクは消さないと。

                   さて土曜ですが、伊勢からの帰りの車内でこれを読了。実質伊勢の往復4時間弱で読んでしまいました。

                   カエサル暗殺の教訓から共和制の復活と称して元老院をだまして実質的に帝政を敷いてしまうアウグストゥスですが、どこかでうそぴょーんと言って戴冠式を挙行して初代皇帝に即位するのかと思ったのですが、結局うそをつき通すというか、なしくずしたままで大往生をとげてしまうわけですね。

                    後世の歴史家の判断として紀元前27年にアントニウス一派を駆逐して元老院からアウグストゥスという尊称を受けた時をもってローマの帝政のスタートとしているようです。

                  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%82%B0%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A5%E3%82%B9_(%E7%A7%B0%E5%8F%B7)

                   カエサルは慎重に王と呼ばれるのを避けたのですが、それでも共和制を崩そうとしているとして暗殺されるわけです。アウグストゥスのころには共和制の思想的バックボーンだったキケロも既に亡くなり、だれもそんなことどうでもいいじゃん。と言う感じになっていたようです。

                   もともとエンペラーと言う称号は共和制古代ローマ軍の最高司令官の称号インペラトルだったわけですが、ドイツ語のカイザーとかロシア語のツァーリというのはカエサルの現地語読みで、カエサルはもともと個人名なんですがこのあと代々の皇帝はインペラトル・カエサル・アウグストゥスを名乗るようになるので、カエサルも皇帝の称号になってしまうのですね。

                   ちなみにフランス語のセザールはカエサルのフランス語読み。オーギュストもアウグストゥスのフランス語読みです。

                   ローマが小さな新興都市国家だったころは世襲制ではない王政という不思議な形態をとっていたので、帝政はそれに戻った感じなのかも知れません。

                   でこのローマの最高権力者の政策のひとつが少子化対策だったのは先日書いたとおりですが、それは女性の結婚を奨励し同時に既婚者の不貞を厳しく罰するという、塩野さん曰くおんなたらしで有名な先代カエサルが聞いたら大笑いしそうな内容だったわけです。

                   ところがアウグストゥスのだった一人の娘ユリア、政略結婚でできた子どもですぐに離婚され不遇の少女時代を送るわけですが、血の継承にこだわるアウグゥストゥスによって歳の離れたアグリッパや次代皇帝となるティベリウスに次々と結婚させられます。ところがティベリウスとは合わなかったのか離婚せずに別居引退してしまう。ティベリウスはアウグストゥスの妻の連れ子なので現代の感覚でいえば兄弟で結婚させたわけです。

                   夫と別居状態のこの娘、といってももう何人も子ども、アウグストゥスにとっての孫をもうけたアラフォー女性なんですが奔放な私生活がローマ市民の話題になってしまいます。で不貞を厳しく戒める法律を作った手前アウグストゥスもほっておけなくなって、家父長権限で島流しにしてしまいます。同様にその孫娘ユリアも素行が良くないといって島流し。このときまだ30歳にもなってなかったそうです。たった一人若死にしなかった直系の男子の孫ポストゥムスも粗暴すぎて手におえないといって島流しにしてしまいます。民衆の人気を保つためには身内に厳しくあらねばならなかったようです。

                   ローマ時代には女性には基本的に個人名が無く、ユリウス家の女という意味で姉妹はみんなユリアと呼ばれてしまったりするのですが、このユリア、英語読みするとジュリアなんですね。ジュリアスシーザー家の娘ということで。

                   ジュリア・ロバーツとかジュリアにハートブレイクとか、みんな古代ローマを引きずっているわけですね。

                   
                  | 世界平和 | 07:28 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
                  終戦の談話、もう忘れることも必要ではないか。
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                    JUGEMテーマ:ニュース

                     昨日14日は午後また駅前の第三銀行によってから快速みえで伊勢。ディーゼルカーなんで音と振動は近鉄にはかないませんが、座席シートは近鉄特急なみで急行よりよほどいい。シートだけの話なら高速バスのシートはグリーン車なみですが。

                     さて実家に帰り着くと液晶テレビが不調でけっこう探してDCASカードを入れなおすと直りました。直して映ったのが安倍総理の戦後70周年談話です。ということで一番最初から見たわけではなかったのですが、戦後70年日本の主張。みたいな感じで、戦争に突き進んだ日本と世界の背景みたいな話からはじまり、侵略へのおわびなどの歴代内閣の姿勢をとりこみつつ世界平和への貢献をうたったのはなかなか評価できると思いました。

                    http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/discource/20150814danwa.html


                     中国韓国や戦勝国だけでなくドイツもイタリアも全く終戦の談話など発表しない中、日本だけが世界から終戦の談話を注目されるというのは、おわびを強要されているとしたら理不尽なのでしょうが、世界平和の盟主として平和の誓いを高らかに謳いあげる役割を担っているととらえればこんなおいしい機会はない。といったところではないかと思います。

                     第二次世界大戦に至った世界の歴史は今にして思えば日本だけでなく集団 狂気でした。戦勝国はいまだに戦勝気分の祭典をおなうところもあるようですが、戦争を知っている世代がどんどんいなくなるのにあわせて忘れることも必要なのではないかと思います。

                     ちなみに小学校高学年で疎開先で終戦を迎えた母はもう戦争など思い出したくも無い。テレビで戦争関係の番組が始まるとすぐチャンネルを変える。終戦当時から考えると、こんな豊かで平和ないい世の中になるとは想像もできなかったそうです。

                     海軍の下士官だった父は南方の基地で終戦を迎えたそうですが、天皇陛下がもうやめます。といったらそれで終わりなんかい。何のためにこんな遠くまで来て、たくさんの人が亡くなったのか馬鹿馬鹿しくてしょうがなかったと聞いたことがあります。ほっとするより気が抜けたということなのでしょう。
                     
                    | 世界平和 | 23:07 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
                    パクスロマーナ中読了
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                      評価:
                      塩野 七生
                      新潮社
                      ¥ 464
                      (2004-10-28)
                      コメント: カエサルにあとを任され初代皇帝となった地味で着実なアウグストゥスの制度改革は近代国家にも受け継がれている。

                      評価:
                      塩野 七生
                      新潮社
                      ¥ 464
                      (2004-10-28)
                      コメント: パクスロマーナの中巻。少子化対策や相続税の創設、農業改革、安全保障など現代に通じる国家をこの人は作った。

                      JUGEMテーマ:読書

                       昨日8月8日はマルハチの日ということで、名古屋では市のマークにちなんでいろいろサービスがあるようで、図書館も普段6冊の貸し出し冊数が8冊になるということです。ただ貸し出し期間は同じ2週間なので大変かも知れません。

                       ということで午後天白図書館に行きました。東京行きでローマ人の物語パクスロマーナ15を読んだので返しに。

                       ちなみに14はブックオフで見つけて買ってありました。今このシリーズの文庫本はかなり大きな書店でないと手にはいらず、確実に手元に来るのは図書館での予約。でも名古屋市図書館では人気のわりに冊数が無いのか、いつも順番待ちです。

                       で14も読了という記事を書いてなかったのですが、このオクタヴィアヌスあらため初代ローマ皇帝アウグストゥスは塩野さんも言うようにカエサルにくらべて地味な人なんですね。まあカエサルが非凡すぎるので、後継者として比べられるのはいい迷惑かもしれないのですが。

                       でいつやったかわからないようにすこしづついろんな制度改革をすすめていって、カエサルを暗殺した共和主義者に共和制の復活と思わせつつ元老院の手足を縛って実質的な独裁体制を築いていくわけです。内閣を作って国会にあたる元老院をしだいにお飾りにしていったり、国税庁を作って元老院の属州からの財源を奪ったり、安全保障に留意しつつ慎重に軍備を削減して権力を第一人者アウグストゥスとアグリッパに集中させたり。食糧庁を作って農業の生産性を向上させたり。平和だからこそできる改革をローマ市民に印象づけます。ローマはパクス・ロマーナ。ローマの平和を満喫するわけです。

                       15巻ではなんと少子化対策。このころから富裕層は生活に困らず将来の不安もなければ結婚したり子どもを作らなくなるようです。ローマはどんどん流入人口が増えるわけですが、指導層富裕層が深刻な人口減少を招きそうになる。で男女とも独身でいると降りになる税制を作ったり、独身でいると昇進にも差し障るような制度を作ります。現代でこんな露骨なことをやるとすぐにフェミニストからクレームがつきそうですが、いろいろ参考にはしていいと思います。

                       このほか相続税もこの人が作るんですね。なんだかんだいって日本もこのころアウグストゥスが固めた西洋の国家のしくみを明治以降踏襲していることになります。官僚主義の律令制や東洋の専制国家体制を築いた中国は今だにこの西洋民主主義国家体制になじめず苦闘している印象がありますが。

                       さて、右腕として軍事でも、あるいは血の継承でも娘婿として子孫を残したアグリッパが先に亡くなり、そのあとの軍事を任された連れ子のティベリウスも突如引退宣言。さてどうするアウグゥストゥス。ということで15巻は終わりです。

                       妻と娘はこの日は夜は伊勢であたけはポンズとお留守番でした。
                      | 世界平和 | 23:05 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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