CALENDAR
S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< November 2017 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
RECOMMEND
RECOMMEND
MOBILE
qrcode
<< すべて商店街は遺跡化するしかない? | main | Mionはかわいい。商店街の原点、市(マルシェ)は死なない。 >>
続・新国立競技場のコンペはやはり変
0
    JUGEMテーマ:ニュース
    JUGEMテーマ:アート・デザイン

     さてここのところ昨日のことを早めに更新しようとしているわけですが、おかげで一万アクセス割れはなさそうです。で昨日25日はクリスマスですが、事実上仕事納めになっているところも多かったようです。朝から入出金関係でばたばたとしました。

     ここのところ、やはり新国立競技場関係のニュースは相変わらず多いわけですが、先日の忘年会では東京オリンピック全体の運営費が当初の予定よりはるかにオーバーしてしまっていて、JOCはもう実は降りたいんじゃないの。いやIOCから切られるのを待っているのでは?なんて話もありましたが、かといってイスタンブールはもっととんでもないことになっているようです。

     今回オリンピックを通じて図らずも日本の建設物価は世界の非常識であることを内外にアピールする結果になってしまいました。

     で先日新環境かつローマ字変換トラブル続きだったので、新国立問題について書き足りなかったこと、その後の情報など書いておくことにします。

     あたけは最初応募書類ななめ読みで、どう考えてもB案じゃないの、と書いたわけですが、その第一の理由は構造計画の合理性です、A案はいまいちその辺がうまく解決されているとは思わないのですが。

     B案外観72本の象徴的なスーパー集成材ともいえる木造の柱が目立つわけですが、そこに圧縮力をまとめて伝えるために外側にテンション材を入れてバランスさせ、なおかつこれを施工時にも活用して工期短縮を図る。スタンドは極力標準化してプレキャストコンクリートで短期に作る。そのため準備工の時間をしっかりとって、現場に入ったら一気にやる。このあたりが審査員にはちゃんと意味が分からなかったと思えます。スタンドはどう考えてもA案の鉄骨造よりPCのほうが安定感があってよさそう。鉄骨造だと一斉に何万人もが足踏みをしたりすると、文字通りスタンドが揺れそうです。

     A案の屋根に木材を使うというのも主要部分は鉄骨で、木はほとんど補助材にしかならないのではないかと思います。ならいっそ全部鉄骨にするほうがわほど合理的。B案がいろいろすっきり見せているのに対しA案はなんか余計な部分が多すぎる気もします。これで建設費は7億もA案が安いと言いますが、コンペ段階の見積もりなんてどんぶり勘定もいいところで、とすると伊東豊雄竹中組はちょっと遠慮しすぎたんではないですかね。

     B案72本のスーパー集成材は三本単位で24節季を表すそうですが、まあそれは後の味付け。経年変化で収縮したりしないのかちょっと不安にもなりますが、まあ竹中が言うんだから大丈夫。このくらいのチャレンジがあってもいい。あたけ的には屋根を突き抜けて豊田スタジアムのように屋根を吊ればさらに合理的だと思ったのですが。

     今日NHKの朝の番組に隈さんが出てきて、なるほど人当たりの良いことをうまくいうものだと感心したのですが、ザッハがA案は自分たちの案にそっくりと言っていることに対し、元のコンペ案11のうち7案はスタジアム三階建て案で、狭い敷地に求められる条件が同じであれば計画としては当然似てくるという反論をされてました。当然これまで案はコンペを含めて詳細に検討しているはずで、それらを参考にしていることは否定しませんでしたが。

     実は最初両案を見たとき、伊東さんは一回目のコンペから精力的に参加しているし、これは伊東竹中組を選ぶアテウマとして隈さんが担ぎ出されたのかなとまで思ったわけです。ところが開けてびっくり。逆に伊東豊雄チームを慰めるために、施設計画としてもデザイン的にもB案のほうが優れていたんだけどねー、とかいう審査結果を逆に作文したのかなとも思いたくなります。逆に無理やりA案にするため、業務の実施方針などというわけのわからない項目をドンと加えて、既定の方針に決定したという見方もできます。この辺のリンク先はすぐに消滅すると思いますが。

     http://www.jpnsport.go.jp/newstadium/tabid/497/Default.aspx

     http://toyokeizai.net/articles/-/98032

     でもまあ、AB両案の一番の違いは建築に対する考え方。隈さんは建築が象徴として目立つのはもう古い。森と環境に溶け込んだデザインこそ新しい、と言われますが、さるマラソンランナーがコメンテーターで、競技場に帰ってくるときに遠くからあれが競技場だ、とわかると一気にモチベーションが上がる。これでタイムが数分違ってくると言っていました。森に溶け込むなんて論外。この一言を審査の席でいうとそれだけで僅差はひっくり返ったかもしれない。

     象徴性などなくていい建物と、象徴性を否定することは建築自体を否定することになる建築があって、オリンピックのスタジアムというのは、ナチスドイツでなくとも明らかに後者でしょう。

     あたけは面識はないですが、隈さんが特に嫌いというわけではなくて、浅草のコンペでとった建築など象徴的に目立っていると思うんですけどね。
     
    | アート | 10:05 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
    コメント
    建築デザインは専門では無いので、難しいことはよくわかりませんが、
    おらの専門なオリンピックのシンボルデザインの問題でも、今年はいろいろやってましたね。
    神の恩寵と、人間の自尊レベルと、ビジネスの欲望範疇と、そしてポリティカルなポジション狙い。
    まぁ、そんなことです。
    あたけさん、いっそ、そんなこと置いてきぼりにして次に行きませんか。
    来年は、是非お会いできることを楽しみにしています。
    | cream(正木です) | 2015/12/27 6:49 PM |
    正木さんあけましておめでとうございます。次に動き出しています。一度ご連絡を。
    | atake | 2016/01/07 5:19 AM |
    コメントする









    この記事のトラックバックURL
    http://blog.atake-i.com/trackback/1236002
    トラックバック