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事業仕分けで考える、ベーシックインカム点滴灌漑論
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     今日も曇りがちの肌寒い日。春分から一ヶ月で太陽は夏至の高度に半分まで近づいているはずですが、まだ朝晩は灯油ストーブを炊いています。

     今日から事業仕分け第二弾ということで、天下り先の外郭団体が槍玉に上がっています。たしかに農村風景を体験する3Dシアターとかばかげたこと無駄なことにたくさんおかねを使っています。でも一方で、そのお金が世の中に回ったおかげで、そこから消費が生まれ、景気浮揚に一役買っているはずだという議論も成り立ちます。不景気になれば税収が落ち込み、ますます国の借金が増えると。

     そうすると、真っ先にお金を配る元として、どういうわけか、天下りのお役人とか、外郭団体が選ばれているという構図が出てきます。ここから次に流れる先が、かつては土建関係で、このへんがいざ選挙のときは集票マシーンとして政治家をささえてくれたわけですが、かなり前からそういう構図が崩れてきているわけです。

     ともかくそうやって世の中にお金を流すと、回りまわって最終的にみんなのところにお金がとどく。お金がほしい人のところにちゃんとお金を報酬として届けるために、時として無駄と思えることもやむを得ない。

     でもこの無駄な工事やら発注のために無駄な資源が使われ、無駄な二酸化炭素が排出され、余分なごみが発生する。

     だったら、お金を配る先を天下りのお役人や、外郭団体や、土建会社ではなく、直接お金が必要な一般市民配ればいい。そのほうがずっと環境にやさしいし、効率的です。というのでまた出てくるのがベーシックインカムです。これこそがコンクリートから人へです。

     ちょうど作物を育てるために畑全体にスプリンクラーでむだに水をまくのではなく、作物の根元に必要なだけ水と養分を落とす点滴灌漑のように。

     先日来この本を読んでいて、ようやく最終章を残すのみと言うところまで来ました。

    ベーシック・インカム入門 (光文社新書)
    ベーシック・インカム入門 (光文社新書)
    山森亮

     著者は学者なので、これまでの人類の歴史の中で、ベーシックインカム的なアイデアは何度となく登場して、さまざまな議論がされてきたことを述べています。ひょっとすると古代の律令制までさかのぼれるかもしれない。

     律令国家では国民は徴兵や工事への徴用に応じる代わりに、すべての国民に最初に食えるだけの田畑が与えられたそうです。すべての人に収入の手段を与える考えはベーシックキャピタルと呼ばれるそうですが。

     点滴なら生活保護のほうがピンポイントではないかと言われるかもしれませんが、景気対策として生活保護費で盛大にお金をばらまいたら、それこそみんな働くのをやめます。収入が増えると生活保護が打ち切られるから働かない、貧困から抜けられなくなると言います。
     その点で、いくらお金持ちでもプラスアルファでもらえるのがベーシックインカムです。

     ベーシックインカムを唱える経済学者は多く、時々正反対の立場から唱えられたりする。フリードマンもガルブレイスもベーシックインカムを提唱しているし、暗殺されたキング牧師が公民権運動の次に展開しようとしていたのはベーシックインカムの運動だったそうです。

     というわけで、いささか学問的でとっつきにくい感は否めませんが、人類社会の向かう先がベーシックインカムであるという確信を得ることはできました。

    | ルールについて考える | 23:23 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
    コメント
    ■事業仕分け:JICA大幅縮減 4法人8事業「廃止」判定―劇場型政治の小粒なSMショー第二段始まる!!
    ブログ名:Funny Restaurant 犬とレストランとイタリア料理
    こんにちは。また、劇場型政治の小粒なSMショーである事業仕分けが、またはじまりました。この程度なら、政治家が手を出さなくても、役人にやらせればそれですむことです。同じ事業仕分けをするにしても、もっと他にやるべきことがあります。それは、特別予算への本格的な切り込みです。それから、国会議員の仕分けです。馬鹿な政治家や、政治をしない、できない政治家はいりません。まずは、議員定数を削減すべきでしょう。それと、こうした茶番劇の裏に隠れてみえませんが、鳩山さんのことをあなどってはいけません。党内の調整などで、「ブレている」などと評価される鳩山さんですが、彼は、根本的には全くブレていません。彼なりの信念を貫いています。そこが、彼の怖さで。この怖さに気づいている人は意外と少ないと思います。詳細は是非私のブログを御覧になってください。
    | yutakalrson | 2010/04/24 2:47 PM |
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